2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「死ぬために生まれ落つれば眼裏(まなうら)に友ふたりほどはじまりの歌(新作)」 これは短歌ではないな、俗物のチープな箴言だ。(苦笑) 私のはじまりの歌は、牧水の「白鳥は~」、、あぁ、それにひきかえごみのような歌。
川上弘美は書き出しが秀逸とどこかで読んだ覚えがある。この短編集も冒頭の『朝顔のビアス』からしてそうだ。 「次の仕事が決まった。 ラブレター、である。」 つかみはOK、速攻カワカミワールドだ。じゃあ、クロージングはどうかなと着目する。 『ぞうげ色…
「確かなる希望を伝えていたはずの選挙ポスター闇に浮かびぬ(新作)」
【第二芸術】桑原武夫 立続けに桑原武夫さんの著作を読む。 ⬆⬆⬆で書いた木村先生から『第二芸術』論を教わった。今度は高3の受験勉強の時に。 まず、私たち生徒が子規、虚子、利玄、茂吉、左千夫の作品名や作者を当てる問題を解いた。木村先生曰く、「こん…
「どちらともいえないではなくどちらでもないと断ちきる頤(おとがい)は、君。(新作)」
「歌碑の仮名掠(かす)れいきしもあへて汝(な)がなぞれば指に霙(みぞれ)溶けゆく(新作)」
「嗚呼斯くも尊きものと御球(みたま)をばゴールラインまで運びをはんぬ(新作)」 グラウンディングした後、御球を放りあげるのは、「私」の美意識からは外れている。
夜休む前に、私は必ずカーテンを30センチほど開けてから床に入ることにしている。雨戸の上の灯りとりから空を見ることが出来るからである。いつの頃からか夜半に目覚めたとき、空を見るのが習慣になってしまった。 たまたま満月が、小さな空に見えたときなど…
「運行はもはや一両車止めを遠くに置きて鉄路は錆びぬ(新作)」
【文学入門】桑原武夫 以前(3889首目 『グレート・トラバース~賛』) 私も何かしら目標をもった暮らしをしたい。(登山はしないと思うけど、) と書いた。 安直だけど読書かなぁ、と。でもなかなかいいリストが見当たらない。なんとか見つけたのが桑原武夫先生…
やはりいつの間にか、関西の天理を応援していた。勝てなかったのは事実だが、ラスト10分のラッシュは見ごたえがあった。ありがとう、天理。 明治の22年前の優勝は、田中監督が3年生次。主将で臨んだ4年生次は関東学院に阻まれ3連覇を果たせなかった。(関東の…
「いたします前向き言いきる人ありてテープ起こしつ背筋を伸ばす(新作)」 とりあえずは、「させていただきます。」って言うのが、昨今は、御身大切。
「欠礼の葉書を受けぬフォルダーの底から奴の笑顔を取り出す(新作)」
「撓りつつ着地をなせば踝も頷くごとしトリプルアクセル(新作)」 優美と強靭を併せ持つことこそ女子フィギアスケートの魅力。
「なめらかな合鍵はなぜないのだろう気づかないふり一縷のすきま(新作)」
「襷(たすき)とふ孤独の証(あかし)誇るべし疾く逃れんとひたすら駈けり(新作)」 駅伝の襷は団結の鎖だ。しかし、個々のランナーにとっては孤独の証でもある。例えば7区走者にあっては1日3日の小田原から平塚という区切られた、とき・ところ。
「襷だに重しと見ゆる進めども抜かれ抜かるる山登りかも(新作)」 ラスト20メートルの激走でWを振りきりゴ~~ル!、、、って、「11位」争いかよっ!
「0.3(コンマ・さん)秒後に奴が詰めるらむ空間0.2(コンマ・に)秒で抜くべし(新作)」 帝京が負けると思わなかった。前半は完封されていても、後半早い時間に竹山のゴロパンからWTBがトライ&コンバージョンで5点差。「このまま逆転だな」と決め込み外出。 残り…
「肌色の急行電車の窓を開け五百円札にて駅弁買ひき(新作)」 昨年末にジュンク堂で『精選折口信夫Ⅲ』を偶然手にした。「歌の円寂する時」を斜め読み。志が違いすぎてぐうの音もでない。 私が歌を詠むことに毛程の意義があるとすれば、詠み続けること、その一…
「誰(た)も知らぬ未来のページ予めリンクを貼らまほしとて徒(あだ)なり(新作)」 実用書ばかり8年間読み続けたので「普通」の書物を読むペースが今ひとつ戻らない。だが、年末に積読書物のページをぱらぱらしていたら、止まらなくなった。そうだ、これが読書…